今年の購入(予定)の家電トップは、「石油ストーブ/石油ファンヒーター」。
今夏トップであった「液晶/プラズマテレビ」は5位へランクダウン。

~この冬に購入を検討している家電に関する自主調査~

2011年12月5日

マーケティング支援の株式会社ドゥ・ハウス(港区 代表:稲垣佳伸)は、全国の20歳以上を対象に「この冬に購入を検討している家電に関する調査」を実施しました。冬のボーナスで購入予定(購入済み)の家電、また今後の節電意識について調査しています。今年夏に行った同様の調査結果と比較し、この冬の傾向についてまとめました。また、今回も、震災による節電意向の影響についても調査しています。(調査手法はインターネットリサーチ。)

調査期間は2011年11月22日(火)~11月28日(月)。有効回答数は1027名から得られました。

調査概要
  • 調査手法  :インターネットリサーチ:(myアンケート)
  • 調査地域  :全国
  • 調査対象  :20代以上の男女
  • 調査票     :家電に関するアンケート
  • 調査期間  :2011年11月22日(火)~11月28日(月)
  • 有効回答数:1027
        20代         30代         40代         50代         60代     70代以上
       男性         37      71      108      115     145     81
       女性         54      68      94      105      138     11
調査結果トピックス
  • 「液晶/プラズマテレビ」が今夏調査より5ランクダウン。今冬は節電を意識した、「石油ストーブ/石油ファンヒーター」がトップ。
  • 今冬トップの「石油ストーブ/石油ファンヒーター」の主な購入理由は「節電・停電対策」。「スマートフォン」は「周りに影響されて」。
  • 情報収集経路は【メーカーのホームページ】への接触がアップ。【実際に家電量販店などで実物を見る】が減少している。
  • ほぼ全てのカテゴリで購入までに店頭に足を運ぶ回数が減少。節電対策の暖房家電は店頭で即決。
  • 2011年夏ボーナス時より、「スマートフォン」の購入上限額がアップ。
  • 「石油ストーブ/石油ファンヒーター」は、約3割が節電の為に購入を検討。
  • 節電意識が最も高い家電は「電気ストーブ/電気ファンヒーター」39.6%(使用を控える・購入する計)。

1.  「液晶/プラズマテレビ」が今夏調査より5ランクダウン。今冬は節電を意識した、「石油ストーブ/石油ファンヒーター」がトップ。


この冬に購入を検討している家電では、「石油ストーブ/石油ファンヒーター」(15.7%)がトップ。2010年夏・冬、2011年夏まではずっとトップだった「液晶/プラズマテレビ」だが、今回の調査では5位にランクダウン(夏の22.4%から10.3%と、12.1ポイントの大幅ダウン)。ブルーレイレコーダーも3ポイントのダウンとなっており、地デジ対応のための買い替え需要が落ち着いたことが大きな要因と考えられる。また、4位の「スマートフォン」については、夏の9.8%から12.0%と2ポイントアップ。ランキングで見ても2ランクアップとなっており、夏と比較すると購入検討が増加している。その他の家電についても、若干ではあるがポイントがアップしており、節約モードの今年の夏と比較すると購買意欲は全体的に高まっていると思われる。

※母数は「この冬に家電購入を検討している(購入した)人」2011冬:(n=484)、2011夏:(n=482)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※順位推移の「-」については、今回の調査より追加したため比較なし


2.   今冬トップの「石油ストーブ/石油ファンヒーター」の主な購入理由は「節電・停電対策」。「スマートフォン」は「周りに影響されて」。


商品購入検討の理由について見ると、1位の「石油ストーブ/石油ファンヒーター」については、「節電のため」という声が多くみられる。なかには、「今まで火事が怖く使っていなかったが、節電のために」と、今冬より初めて石油ストーブを使い始めるという声も見られ、電力供給が減少することを懸念しての「停電対策」のための買い替え・買い増しが多く見受けられる。他にも、「今年は気温が低くなるという予報を受けて」や、「石油ストーブが部屋を効率よく暖められることからの買い足し」など、冬をより過ごしやすくしようといった声も見られた。

3位の「ブルーレイレコーダー」については、今夏からは減少しているものの、「アナログレコーダーからの買い替え」が多く挙がっており、「地上デジタル化で現在使用してるレコーダーが使用出来なくなり、必要に迫られて」の購入が、未だに多く見受けられる。その他、「複数番組同時録画したい」、「容量が大きいもの」や、「綺麗な画面で見たい」といった点で、買い替えを検討する様子が見られた。

4位の「スマートフォン」については、「流行だから」、「人が持っていて自分も欲しくなった」という声が多数挙がっており、周囲に影響されて購入を検討している様子が見受けられるが、その他、スマートフォンの機能に興味がある人や、現在使用しているスマートフォンに不満を感じて新しい機種が欲しくなった、という買い替えも見られる。

■石油ストーブ/石油ファンヒーター
節電のため。(多数)
・古くなったので買い替え(多数)
停電対策(63歳既婚男性)
節電と震災に備えて(48歳既婚女性))
・石油は火事がこわいので今まで使用したことはないが、今年は節電のために用意しておこうと思った。(74歳既婚女性))
今年は寒くなるといわれているので増やしたい(59歳既婚男性)
効率よく部屋を温めるツールとして利用したいので(42歳既婚男性)

■ノートPC
・今使用しているのが古くなったため(多数)
・今使用しているのが遅いから(多数)
・安くてよいものが出ている(49歳既婚男性)
・今もっているパソコンは4年前に買ったもので、OSがビスタで遅く使い勝手が悪いため(52歳未婚男性)
ウィンドーズ8がほしいので(59歳既婚女性)
持ち運び可能なPCが1台欲しいと思ったから(42歳未婚男性)
・子供が勉強のため必要になったから(46歳既婚女性)

■ブルーレイレコーダー
アナログレコーダーからの買い替え。(多数)
・複数の番組を同時に録画したいから。(50歳既婚女性)
・もっとハードディスクの容量の多いものが欲しいから。(50歳未婚男性)
・より綺麗な画像で録画したい。(53歳既婚女性)
テレビの購入に合わせて買いたかったため(40歳未婚男性)

■スマートフォン(iPhone、エクスペリアなど)
・今使っている機種が古いから(多数)
流行だから(43歳未婚女性)
使ってみたいから(40歳既婚女性)
・高性能の機種が魅力的と思えたので。(50歳未婚男性)
周りのみんなが持ち出していて、欲しくなった。(23歳未婚女性)
・スマホの豊富な機能を使いたい。(76歳既婚男性)
・・昨年新規に購入したが、アプリケーションの反応が遅いため早い機種に変更したい。バッテリの持ちを改善したい(35歳未婚男性)

■液晶/プラズマ(LED含む)テレビ
・今のテレビが地デジに対応していないから(多数)
もう一台ほしいと思っているから(多数)
・ブルーレイ内蔵液晶TVが便利で良いと思ったので(60歳既婚女性)
・慣れてきて、もっと大画面のものが欲しくなった。(53歳既婚女性)
・液晶の薄いTVで部屋のスペースを広くしたい(67歳既婚男性)
地デジチューナー購入で視聴には問題ないが、やはり薄型テレビが欲しくなり考慮中。(36歳既婚女性)


3.  情報収集は【メーカーのホームページ】への接触がアップ。【実際に家電量販店などで実物を見る】が減少している。


家電購入時の情報接触経路についてみると、1位の「石油ストーブ/石油ファンヒーター」や「電気ストーブ/電気ファンヒーター」などの暖房家電については、全体的に情報接触が少なく、【実際に家電量販店などで実物を見る】が最も高くなっている。一方で、「ノートPC」、「スマートフォン」については情報接触が多くなっており、購入までに様々な情報を参考に商品決定をしている様子がうかがえる。また、「スマートフォン」、「デスクトップPC」では、【メーカーのホームページ】、「液晶/プラズマ(LED含む)テレビ」では、【価格比較サイトのネットのクチコミ】と、各家電によって主な情報収集経路が異なっている。
今年の夏の結果と比較(今回調査の購入予定のランクが高い5カテゴリについて)すると、ほぼ全てのカテゴリで、【メーカーのホームページ】、【価格比較サイトがネットのクチコミ】のポイントが前回よりも高くなっており、積極的に情報収集を行なっている様子がうかがえる。 一方で、【実際に家電量販店などで実物を見る】については、前回調査時より全ての家電でポイントが下がっており、特に「ノートPC」では20ポイントの減少が見られる。しかし、【家電量販店などで聞く店員の話】については、全カテゴリで約5ポイントほどアップしており、自分で実物を見て選択するよりも、店員の話を参考に商品を選択することが重視されている。

※母数は「この冬に家電購入を検討している(購入した)人」2011冬:(n=484)、2011夏:(n=482)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※2011年冬結果の上位順

    

※母数は「この冬に家電購入を検討している(購入した)人」2011冬:(n=484)、2011夏:(n=482)
※既にボーナス払いで購入したものも含む


4.  ほぼ全てのカテゴリで購入までに店頭に足を運ぶ回数が減少。節電対策の暖房家電は店頭で即決。


購入までに店頭に足を運ぶ回数について、2011年夏調査時と比較すると、大半のカテゴリーで訪店回数が減少している様子が見られ、多くのカテゴリでは2回未満で購入が決定されている。家電購入の際の情報収集経路についても、【実際に家電量販店などで実物を見る】が減少していることから、事前にメーカーHPやクチコミなどを調べ、ある程度候補を絞って上で、店頭に足を運び、【家電量販店などで聞く店員の話】を参考に、効率的に商品を決定している様子がうかがえる。
また、節電対策の「石油ストーブ/石油ファンヒーター」などの暖房家電については、店頭へ足を運ぶ回数が他の家電に比べて少なく、店頭で即決する様子がうかがえる。

※母数は「この冬に家電購入を検討している(購入した)人」2011冬:(n=484)、2011夏:(n=482)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※順位推移の「-」については、今回の調査より追加したため比較なし


5.  2011年夏ボーナス時より、「スマートフォン」の購入上限額がアップ。


各カテゴリーの上限金額について、2011年夏結果と比較してみると、「ブルーレイレコーダー」、「スマートフォン」、「冷蔵庫」、「デジタルカメラ」で上限価格平均のアップが見られる。特に、「スマートフォン」については、購入意向ランキング上位へのアップとともに、3,007円のアップと購入上限金額も上がっており、「スマートフォン」の購入選択において、これまで以上により機能性などを重視した上位機種端末が検討されているのではないかと考えられる。
一方その他のカテゴリでは上限額はダウンしており、特に「デスクトップPC」(△9,738円)、「炊飯器」(△9,028円)では約1万円のダウン、また「ノートPC」でも3,390円のダウンが見られた。

また、「液晶/プラズマテレビ」では、既にほぼ底値をついていると感じられているのか、今夏からの大幅な金額の減少は見られなかった。

※母数は「この冬に家電購入を検討している(購入した)人」2011冬:(n=484)、2011夏:(n=482)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※順位推移の「-」については、今回の調査より追加したため比較なし


6.  「石油ストーブ/石油ファンヒーター」は、約3割が節電の為に購入を検討。


今年の冬のボーナスで購入を検討している(購入した)家電の中で、節電のために購入した家電について見てみると、購入予定家電トップの「石油ストーブ/石油ファンヒーター」が群を抜いて高くなっており、約3割が「節電のために購入を検討している(購入した)」と回答している。

※母数は「この冬に家電購入を検討している(購入した)人」2011冬:(n=484)、2011夏:(n=482)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※選択肢を降順に並べ替え


7.  節電意向が最も高い家電は「電気ストーブ/電気ファンヒーター」39.6%(使用を控える・節電の為に購入する計)。


今後節電のために「使用を控える家電」では、「電気ストーブ/電気ファンヒーター」が最も高く36.3%で、「節電の為に新たに購入する」はわずか3.3%となっているのに対し、「石油ストーブ/石油ファンヒーター」については、「節電の為に新たに購入する」が15.3%となっており、ここでも今冬の暖房器具は節電を意識した「石油ストーブ/石油ファンヒーター」の購入が検討されている様子がうかがえる。

また、「加湿器」は、「電気ストーブ/ファンヒーター」ほど消費電力が高くない為か、「使用を控える」は12.9%と暖房器具と比較すると節電意識は高くない。

※選択肢を降順に並べ替え

■リサーチャーコメント


今冬の調査では、2010年夏・冬、2011年夏と、ずっと購入意向トップが続いていた「家電の王様」である「液晶/プラズマテレビ」ですが、エコポイントや地デジ移行など、購入を後押しするイベントも一段落したこともあり、購入意向は今夏の22.4%から10.3%と大幅にダウン、さらにランキングも5位までダウンしました。その一方で、夏には購入意向率9.8%であった「スマートフォン」が、今冬では12.0%と伸びているのも注目すべき点かと思います。

また、今冬でも夏の節電を意識した傾向が引き続き見られ、暖房器具では「電気ストーブ/ファンヒーター」が購入意向8.1%なのに対し、「石油ストーブ/ファンヒーター」は15.7%と、全体の中でもトップとなりました。

 

さらに、「今後節電のために、使用を控える家電」では、「電気ストーブ/ファンヒーター」が36.3%と最も高くなっているのに対し、「節電の為に新たに購入する(使用する)家電」では、「石油ストーブ/ファンヒーター」が15.3%と高くなっており、今冬は、節電を意識して「石油ストーブ/ファンヒーター」への買い替えが増えるのではないでしょうか。

 

購買行動による特長としては、購入までに店頭へ足を運ぶ回数は全体的にどのカテゴリでも減少している一方で、【メーカーのホームページ】や【ネットなどのクチコミ】、【店員の話を聞く】への接触は高くなっています。ここから、「とりあえず家電量販店へ行って商品をみる」や、「何度も家電量販店に足を運んで検討する」という行動から、事前に自ら情報収集を行って、ある程度商品候補を絞ってから店頭へ行き、気になる商品について店員に話を聞く、そして疑問や不安を解消し、そこで即決する、という、これまでよりもより効率的に商品決定が行われているのではないでしょうか。
全体的にはこのような傾向がみられましたが、カテゴリーによっても情報収集経路にも違いがみられます。対象商品の商品情報がどこで、どのように収集され、またどのような疑問が生まれ、どこで解決しているのか、など、各カテゴリ別にその購買行動(検討ステップ)を知ることにより、より効率的に消費者にアプローチすることが出来るのではないでしょうか。弊社では、ショッパーの購買行動・購買動機を探る様々な手法をご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。(杉野)

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