今年の冬に購入(予定)の家電トップは「液晶テレビ」、エコポイント制度により購入時期前倒し。

~この冬に購入を検討している家電、家電エコポイント制度に関する自主調査~

2010年12月21日

マーケティング支援の株式会社ドゥ・ハウス(港区 代表:稲垣佳伸)は、全国の20歳以上を対象に「この冬に購入を検討している家電に関する調査」を実施しました。冬のボーナスで購入予定(購入済み)の家電について調査しています。
夏のボーナス時に行った同様の調査結果と比較し、この冬の傾向についてまとめました。また、今回は、家電エコポイント制度の影響についても調査しています。 調査手法はインターネットリサーチです。

調査期間は2010年11月12日(金)~11月16日(火)。有効回答数は506名から得られました。

■解説
家電エコポイント制度とは、地球温暖化対策、経済の活性化及び地デジ対応テレビの普及を目的としており、2009年5月15日以降に購入した「エアコン」、「冷蔵庫」、「地デジ対応テレビ」を対象に「家電エコポイント」が付与され、ポイントをプリペイドカードや商品券などと交換できるという制度。2011年3月31日までの購入分が対象となっているが、2010年12月1日に、この「家電エコポイント」の付与ポイントが半減することもあり、12月までの対象家電への駆け込み購入が予想されていた。

調査概要
  • 調査手法  :インターネットリサーチ:(myアンケート)
  • 調査地域  :全国
  • 調査対象  :20代以上の男女
    今年の冬に「家電」の購入を検討している方(または、既にボーナス払いなどで購入した方)
  • 調査票     :家電に関するアンケート
  • 調査期間  :2010年11月12日(金)~11月16日(火)
  • 有効回答数:506
        20代         30代         40代         50代     60代以上
       男性         38      40      52      50     93
       女性         35      32      49      56     61
調査結果トピックス
  • この冬に購入を検討している家電TOP3は、「液晶テレビ」、「ブルーレイレコーダー」、「ノートPC」。夏と比較すると2位3位が入れ替わった。
  • 「液晶テレビ」の購入理由は夏と同様に「地デジ対策」。さらに「エコポイント」を購入促進した。
  • 「液晶テレビ」の情報収集経路では、「メーカーホームページ」への接触が減少、「店頭で実際に見る」「店員に話を聞く」は変わらず高い。
  • エコポイント対象家電購入者(予定者)では、12月までに購入し(すでに購入済み)、エコポイントを申請する(した)という人が6割を占めている。
  • エコポイントにより、「購入時期を早めた」という声が5割を超えている。

1.  購入(検討)家電は、夏、冬ともに「液晶テレビ」がトップ。
   夏ボーナス時では3位であった「ブルーレイレコーダー」が2位にランクアップ。


この冬に購入を検討している家電では、「液晶テレビ」(35.8%)がトップ。次いで、「ブルーレイレコーダー」(15.0%)、「ノートPC」(13.4%)が続く。夏のボーナス時と比較すると、「液晶テレビ」がトップである点に変わりはないが、ポイントでは5.4ポイントマイナスとなっている。また、夏のボーナス時では、3位であった「ブルーレイレコーダー」が2位と、順位を上げている。

※既にボーナス払いで購入したものも含む
※順位推移の「-」については、今回の調査より追加したため比較なし


2.   夏は、地デジ対策が「液晶テレビ」の主な購入理由だったのに対し、冬はエコポイントの影響大。


商品購入検討の理由について見ると、「液晶テレビ」については、地デジ対策のためのテレビ購入をエコポイントが後押ししたかたちとなった。「もう少し後でもよかったが、エコポイントがあるうちに購入しよう」という声も見られ、エコポイント制度が購入時期を早めている様子が見受けられる。 夏の調査では、「地デジ対策」というワードが目立ったのに対し、今回の冬の調査では「エコポイントがあるうちに」という声が多く挙がっている。

また、「ブルーレイレコーダー」の購入理由についても、地デジ対策のためにテレビを購入する際に、「ついでに」、「せっかくだから」という声も聞かれ、地デジが、「ブルーレイレコーダー」の購入も促進させている。

「エアコン」に関しては、今夏の猛暑も影響してか、「来夏のため」という理由も見られた。また、省エネタイプへの買い替え志向も高い。

■液晶テレビ

  • まだブラウン管のテレビがあるので、どうせならエコポイントが減額される前に購入したいと思いました。(46歳既婚男性)
  • 今のテレビが古くなっているため。もう少し先でも良いと思っていたがエコポイントのニュースを聞き今月中に買う。(51歳既婚女性)
  • もっと大画面の物が欲しい。(48歳既婚男性)
  • 引っ越しするので、もっと大きい画面のものに切り替える。(32歳既婚女性)
  • 両親へ地デジ商品のプレゼント。(27歳未婚女性)

■ブルーレイレコーダー

  • 液晶テレビを購入したので、DVDより画質の良いブルーレイディスクを楽しみたいと思ったから。(36歳未婚男性)
  • テレビを一緒に買うので。録画機能を持っていなかったのでついでに購入しようと思った。(36歳未婚女性)
  • 液晶テレビを買うのにあわせて。(64歳既婚女性)
  • アナログ対応のDVDレコーダーしかないので、デジタルに対応したものに切り替える。(32歳既婚女性)
  • 地デジ対応でないので、どうせならブルーレイのほうが美しいから。(50歳既婚女性)
  • ブルーレイのメディアも安くなったので、そろそろ買っても損はないと思ったので。(39歳未婚男性)
  • フルハイビジョン対応にしたいため。(50歳既婚男性)

■エアコン

  • 今のエアコンが10年以上前のものなので、エコポイントがある時期に買い替え。(23歳未婚男性)
  • 来夏のために。(70歳既婚男性)
  • 今使ってるエアコンの調子が悪いため。(43歳既婚女性)
  • エアコンが付いていない部屋が一つあり、暑すぎたり寒すぎたりして辛いので、必要に迫られて。(34歳既婚男性)
  • 10年前に買ったエアコンを電気代節約のエアコンに買い替えた。(65歳既婚女性)
  • 省エネタイプが欲しいから。(61歳既婚男性)

3.  夏に比べ情報接触量は減少しているが、「店頭での接触」は変わらず高い。


「液晶テレビ」についてみると、「メーカーのホームページ」や「家電量販店などのチラシ」が夏調査時に比べ、約20ポイント低くなっており、全体的な情報接触量が少なくなっている。しかし、夏冬ともに約6割の人が「実際に家電量販店などで実物を見る」と回答しており、店頭での情報接触には変化がない。様々な情報への接触量が変化している中、「店頭で実際に見る」という声は変わらず多く、店頭の情報が購入を決める重要なポイントになっている。

また、全体的に、夏のボーナス時では「特に何も調べない」が約3~5%であったのに対し、冬では7~9%と約1割となっており、冬の方が「調べる」という行為が少なくなる傾向が見受けられる。


4.  購入までに店頭に足を運ぶ回数は、「2回程度」という人が中心。夏より0.17回減少(液晶テレビ)。


購入までに店頭に足を運ぶ回数を、夏の結果と比較すると、ほとんどのカテゴリーで「2回程度」となり、1回で購入を決めるということは少ない。また、夏調査時と比較すると、「液晶テレビ」、「ブルーレイレコーダー」、「デスクトップPC」については、わずかに減少。夏より冬の方が購入決定までに店頭に足を運ぶ買う数が少なくなる傾向が伺える。


5.  夏ボーナス時より、全体的に上限金額がダウン。


各カテゴリーの上限金額について、夏結果と比較してみると冬上位5位の中で、「デスクトップPC」を除いた全ての商品で上限金額がダウン。特に上位3位の「液晶テレビ」、「ブルーレイレコーダー」、「ノートPC」については、1万円程度、上限金額が低く設定されている。


6.  【テレビ】12月までの駆け込み購入が40.3%、3月までに購入が18.6%。


「テレビ」を購入した(する予定)人の4割が12月までに購入すると回答しており、エコポイントが半減される前に購入しようといった駆け込み購入の動向がうかがえる。また、12月1日よりエコポイントが半減したが、エコポイントがある3月までに購入するという人も2割おり、12月までに購入できなかった人たちをターゲットとしたラストスパート商戦が続くと思われる。

「エアコン」に関しては、この夏の猛暑もあってか「すでに購入した」が約5割を占め、さらに12月までの駆け込み購入が3割と合計で8割となり、対象3家電の中では、対象家電の購入が進んでいる。3月までの購入予定者は7.8%と少ない。

「冷蔵庫」に関しては、12月の駆け込み購入が24.3%と他2家電に比べ少なく、3月までに購入する人が約2割となっている。一方で「エコポイント申請はしない」といった回答も約2割あり、対象家電3種のなかでエコポイントの影響が最も小さい。

※「テレビ」は、「3Dテレビ」「液晶テレビ」「プラズマテレビ」を合わせた数値。
※本調査は11月12日~16日に実施いたしました。


7.  エコポイント制度によって、購入予定家電の「購入時期を早めた」という声が最多。


エコポイント制度の影響として、「購入時期を早めた」がいずれの対象家電でも過半数となっている。「冷蔵庫」「テレビ」では、「付与エコポイントが多い製品を選んだ」が約1割とエコポイント数が商品選びのポイントになっている様子も見受けられる。 また、「エアコン」に関しては、「予定金額よりも高額なものを購入した」も約1割とやや高い。

※選択肢を降順に並べ替え


8.  貯めたエコポイントは、商品券・プリペイドカードと交換するが約7割。


エコポイント交換予定の商品・サービスでは、「商品券・プリペイドカード」がトップで7割を占めている。その他の商品・サービスに関してはごくわずかであり、「商品券・プリペイドカード」以外に魅力に感じているものはないといった様子が見られる。

また、「環境活動をを行っている団体への寄付」はゼロで、「省エネ商品・環境配慮製品」への交換は7ポイントと少ない。環境のためのエコポイント制度だが、でもやはり消費者はエコノミー重視であると思われる。

「まだ決めていない」という回答が約2割で、エコポイント対象商品を購入しようと決めてはいても、何のためにエコポイントを貯めるかということが具体的に決まっていない人もいるようだ。

※選択肢を降順に並べ替え

■リサーチャーコメント


夏のボーナス時と冬のボーナス時の比較では「ブルーレイレコーダー」の購入が「ノートPC」を上回ったこと、購入までに足を運ぶ回数が全体的に減少したことが特徴的でした。その理由として、「エコポイント」が重要なキーワードとなっています。「ブルーレイレコーダー」購入者の増加については、エコポイント対象の「液晶テレビ」を買うので、ついでに「ブルーレイレコーダー」も買うという購買行動が見られました。また、エコポイント制度によって「購入を早めた」という声が多く、その動向が「購入までに足を運ぶ回数が減少した」という結果の要因と思われます。このように、今回の調査では、夏に見られなかった「エコポイントの影響」が顕著に浮かびあがったと言えます。

家電を購入する際の情報収集経路に関して、夏・冬ともに、カテゴリー別で若干の違いはあるものの、「実際に家電量販店などで実物を見る」という人が、最も高くなっています。しかし、1度で購入を決めることはなく、2回以上は店頭で実物を見ながら検討しています。購入理由に関しても、「高性能のものが欲しい」や「ただ古くなったので買い替えたい」と様々で、そのお客様の購入検討へ至った理由、ニーズに合わせ、接客を行うことが重要となります。

家電エコポイント制度と地上デジタル化によって、11月の駆け込み需要が見られました。12月のボーナス商戦を目の前に、エコポイントが半減したことにより、今後の家電需要が伸び悩むことが予想されまています。店頭では、エコポイントに勝るようなサービスや特典の打ち出しが必要になってくると思われ、今後の動向が注目されます。(杉野)

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