今年の購入(予定)の家電トップは、去年夏と同じく「液晶テレビ」。
「扇風機」、「エアコン」、「冷蔵庫」の購入については、約半数が「節電」目的。

~この夏に購入を検討している家電に関する自主調査~

2011年6月6日

マーケティング支援の株式会社ドゥ・ハウス(港区 代表:稲垣佳伸)は、全国の20歳以上を対象に「この夏に購入を検討している家電に関する調査」を実施しました。夏のボーナスで購入予定(購入済み)の家電、また今後の節電意識について調査しています。昨年夏に行った同様の調査結果と比較し、この夏の傾向についてまとめました。また、今回は、震災による節電意向の影響についても調査しています。(調査手法はインターネットリサーチ。)

調査期間は2011年5月18日(水)~5月23日(月)。有効回答数は950名から得られました。

調査概要
  • 調査手法  :インターネットリサーチ:(myアンケート)
  • 調査地域  :全国
  • 調査対象  :20代以上の男女
  • 調査票     :家電に関するアンケート
  • 調査期間  :2011年5月18日(水)~5月23日(月)
  • 有効回答数:950
        20代         30代         40代         50代         60代     70代以上
       男性         42      74      96      104     137     65
       女性         50      68      72      111      123     8
調査結果トピックス
  • 購入を検討している家電TOPは、今年・去年ともに「液晶テレビ」。今年は「扇風機」、「エアコン」がTOP3にランクイン。
  • 「液晶テレビ」の購入理由は地デジ対策。「扇風機」、「エアコン」は節電対策。
  • 情報収集経路は、去年夏の調査より【実際に家電量販店などで実物を見る】が増加している。
  • それぞれの商品の購入上限金額については、全体的にダウン。液晶テレビは約5万円と大幅ダウン。
  • 「扇風機」、「エアコン」、「冷蔵庫」の購入については、約半数が「節電」目的。
  • 今夏、節電を意識していく家電は、「エアコン」が群を抜いてトップに。

1.  購入(検討)家電は、今年・去年ともに「液晶テレビ」がトップ。


この夏に購入を検討している家電では、「液晶テレビ」(22.4%)がトップ。次いで「扇風機」(19.1%)、「エアコン」(17.2%)が続く(去年夏の調査では「扇風機」、「エアコン」の項目はなし)。去年夏のボーナス時と比較すると、「液晶テレビ」がトップである点に変わりはないが、ポイントでは18.8ポイントマイナスとなっている。他の家電についても、ポイントが高くなっているものはなく、消費者の家電購入意欲が低下していると思われる。

※母数は「この夏に家電購入を検討している(購入した)人」2011:(n=482)、2010:(n=468)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※順位推移の「-」については、今回の調査より追加したため比較なし


2.   「液晶テレビ」の主な購入理由は「地デジ対策」。「扇風機」・「エアコン」は、節電対策のために購入する人が多い。


商品購入検討の理由について見ると、「液晶テレビ」については、地デジ対策のためという声が多い。しかし、地デジ対策の中でも、去年の夏はメインのテレビの買い替えが主だったのに対し、今夏は、まだ買い替えていないテレビの買い替えということで、サブのテレビ(小型テレビ)の買い替えという理由が目立つ。また、「以前より安くなったから」など、値段が低くなったことが購入検討要因となっている様子も伺える。その他には、「節電のために消費電力が少ないものにしたい」という声も見られる。

2位にランクインした「扇風機」については、「節電のため」が主な理由になっており、「今年はエアコンの使用を控えるため」という声が多く挙がる。その他には、「羽のないものが欲しい」など、デザインを重視するという声も見られる。

3位の「エアコン」については、「節電のため」に消費電力が少ない最新のものに買い換えるという、声が多く挙がる。その他には、「震災で故障したため」という声も一部見られる。

「ブルーレイレコーダー」は地デジ化に伴い、買い替えを検討する様子が見られる。「ノートPC」については、「古くなったので買い替え」が最も多く、その他には、「震災で壊れたため」、「停電時に備え充電が保つもの」という声が挙がっている。

■液晶テレビ
地デジ対応にするため。(多数)
地デジ化が済んでいない寝室の買い替え。(51歳既婚男性)
・大きいのを持っているが節電の為、食卓付近に小さいのが欲しい為。(53歳既婚女性)
・現行テレビは画面サイズが小さいので、もう少し大きなサイズに買い替え。(60歳未婚男性)
・現在の液晶テレビは小さく、40型までの液晶が驚くほど安いので。(33歳既婚男性)
・以前より安くなったから。(46歳既婚男性)
・最新型に替えたい。(39歳未婚男性)

■扇風機
・節電のため。(多数)
・今年の夏はエアコンの使用を控えようと思ったので。(55歳既婚女性)
・エアコンはあるが電力消費を削減するため。(56歳既婚男性)
・今年は節電のためエアコンよりは扇風機のほうが比較的電気代がかからないと思ったから。(22歳未婚女性)
・賃貸住宅に備え付けのエアコンが古い年式のもので電気代がかかりそうだから、なるべく使わないようにするため。(34歳既婚女性)
・今使っている扇風機がうるさいから。(35歳既婚女性)
・リビングで使うのにデザイン重視のものが欲しかったので。(38歳既婚女性)
・壊れてはいないが古い型なので羽のない扇風機に買い換えたい。(61歳未婚女性)

■エアコン
・十年以上前に買ったので省エネのために買い換えたい。(55歳既婚女性)
・古いエアコンを省エネ型に置き換え(60代既婚男性)
・10年以上たったものを使っているので省エネのものを買いたい。(65歳既婚女性)
震災で既存のエアコンが壊れた為。(48歳既婚女性)
・昨年の夏が暑かったから。(45歳既婚女性)
・引越しするため新たに購入する必要があるから。(38歳未婚男性)

■ブルーレイレコーダー
・今使用している機器では、デジタル放送に対応していないので。(多数)
・VHSしか持っていないので、7月に完全地デジに変わったときに対応するため。(63歳未婚女性)
最新の技術で録画・再生したいから。(32歳未婚女性)
・高性能の機種が魅力的と思えたので。(50歳未婚男性)
・3D対応の為の買い替え。(36歳既婚男性)
そろそろ値ごろ感があるので。(46歳未婚男性)

■ノートPC
・今使用しているものが古く、新しいものが欲しいため。(多数)
・ウインドウズ7のOSが入っているノートパソコンが、欲しいから。(62歳既婚男性)
・デスクトップを使っているが4年程度たったので持ち運びのできるノートにしたい。(60歳既婚男性)
・東日本大震災で壊れたため。(49歳既婚女性)
・停電に備えて、バッテリーで動作可能なパソコンが欲しい。(45歳既婚女性)


3.  「液晶テレビ」、「ブルーレイレコーダー」は情報接触量が減少。「ブルーレイレコーダー」を除く他のカテゴリーにおいて、【実際に家電量販店などで実物を見る】が増加している。


「液晶テレビ」について全体では、昨年に比べ情報接触量が減っており、【メーカーのホームページ】、【家電量販店のチラシ】が約10ポイント低下している。その一方、【実際に家電量販店などで実物を見る】は他の情報と比較すると約20ポイント以上高く、2010年夏との比較においても10ポイント増加。7月に迫った地上デジタル放送への完全移行に向け、価格がほぼ底をついたことにより、チラシによる店舗ごとの価格比較も行わなくなったことや、じっくり情報収集し比較検討することなく、店頭での情報のみで即決している様子が伺える。
節電の影響で例年以上に注目されている「扇風機」については、予め情報を収集することは少なく、【実際に家電量販店などで実物を見る】が最も多い。 一方、「エアコン」については、【家電量販店などのチラシ】、【実際に家電量販店などで実物を見る】、【家電量販店などで聞く店員の話】が他の家電と比較すると高くなっており、節電の影響から省エネを意識した情報収集が行われている様子が見受けられる。

※母数は「この夏に家電購入を検討している(購入した)人」2011:(n=482)、2010:(n=468)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※2011年夏結果の上位順

    

※母数は「この夏に家電購入を検討している(購入した)人」2011:(n=482)、2010:(n=468)
※既にボーナス払いで購入したものも含む


4.  今夏注目の「扇風機」は、検討に時間をかけず即決購入。


購入までに店頭に足を運ぶ回数について、2010年夏調査時と比較すると、「ノートPC」、「デスクトップPC」、「デジタル一眼レフ」において回数が増えており、特に「デジタル一眼レフ」での数値が高い。購入理由コメントを見ると、「初めての購入」や「より機能が高いものを買いたい」という声が多く挙がっており、他の家電よりも店舗に多く足を運び、じっくりと比較検討している。
その一方で、節電の影響で注目されている「扇風機」は、足を運ぶ回数が他家電に比べ最も少なく、店頭で実物を見て、その場で即決している様子が伺える。

※母数は「この夏に家電購入を検討している(購入した)人」2011:(n=482)、2010:(n=468)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※順位推移の「-」については、今回の調査より追加したため比較なし


5.  2010年夏ボーナス時より、全体的に上限金額が大幅ダウン。液晶テレビについては約5万円ダウン。


各カテゴリーの上限金額について、2010年夏結果と比較してみると、「デジタル一眼レフ」を除いた全ての商品で上限金額がダウンしており、震災後の消費マインドの低下が大きな要因と考えられる。
中でも、「液晶テレビ」では昨年と比較して約5万円のダウンとなるが、要因は、地デジ化を目前に控えテレビ自体の価格が低下していることや、家庭における寝室や書斎用などのサブテレビ(小型テレビ)の購入を検討していることも、要因として挙げられる。

その他でも、「ブルーレイレコーダー」では約3万円、「ノートPC」では約2万円と、こちらも大幅な下落が見られるが、この夏は、省エネ・節電対策のために「扇風機」や「エアコン」の買い替え・買い増しを検討している方が多いこともあり、他の家電購入の出費を抑えていることも要因として考えられる。

※母数は「この夏に家電購入を検討している(購入した)人」2011:(n=482)、2010:(n=468)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※順位推移の「-」については、今回の調査より追加したため比較なし


6.  「扇風機」、「エアコン」、「冷蔵庫」では、省エネ・節電を意識した商品選びが行われている。


今年の夏のボーナスで購入を検討している(購入した)家電の中で、節電のために購入した家電について見てみると、「扇風機」、「エアコン」、「冷蔵庫」といった白物家電においては、約半数が節電のために商品を検討している(購入した)という回答となっている。

節電意識の高まりが、特に白物家電市場では大きな影響を及ぼすことが考えられる。

※母数は「この夏に家電購入を検討している(購入した)人」2011:(n=482)、2010:(n=468)
※既にボーナス払いで購入したものも含む
※選択肢を降順に並べ替え


7.  今後節電に取り組んでいく家電についてTOPは「エアコン」(77.3%)。「冷蔵庫」(22.4)、「液晶テレビ」(19.9%)が続く。


今後節電を意識していく家電について、年代に関係なく「エアコン」が他の家電に大差をつけてトップとなっている(77.3%)。 次いで、2位に「冷蔵庫」(22.4%)、3位に「液晶テレビ」(19.9%)が続く。

家庭での節電対策としてエアコンは身近で取り組みやすいため、意識も高いものの、続く「冷蔵庫」、「液晶テレビ」になると約2割まで減ってしまっている。特に「冷蔵庫」、「液晶テレビ」では、年代間による意識の差に開きがみられ、20代30代の節電意識が他の年代と比べて低くなっている。

※選択肢を降順に並べ替え

■リサーチャーコメント


昨年の夏と比較して、今年は東日本大震災の影響もあり、消費マインドの低下、節電意識の高まり等から、家電購入に対する意識が大きく変わっている様子が見られました。

購入を検討している(購入した)家電について、全体的に昨年の夏と比べると、ほとんどのアイテムにおいて、検討(購入)者の割合は減少し、かつ購入予定上限金額も下落しています。地デジ化を目前に控え、液晶テレビやブルーレイレコーダー等の地デジ需要は落ち着き、その一方で、「扇風機」、「エアコン」、「冷蔵庫」といった節電を意識した買い替え、買い増し需要が増えているのが今年の特徴です。

これら節電家電の購入検討に共通しているのは、他の家電に比べて購入前に店頭に足を運ぶ回数が少ないという点です。事前に特に下調べ等はせずに、店舗に行って実物を見て、店頭の情報や店員の話を聞いて、即決している様子がうかがえます。今年の夏は、「節電」が大きなキーワードとなりますが、店頭でいかにお客様にとってわかりやすく情報を訴求できるかが、購入決定に大きく影響を与えるのではないでしょうか。(杉野)

お問い合わせください お問い合わせください お問い合わせください
【調査の詳細につきましては、お気軽に問い合わせくださいませ】
お見積もり・お問い合わせ
電話番号03-5472-7959

※お電話でのお問い合わせの際には、「店頭リサーチドットコムを見て電話しました」
と一言添えていただくとスムーズです。

【 店頭リサーチ.comトップページへ戻る 】